わたしのつづきのはじまり
何を書こうかな。
本当は色々考えることなんてないけど、パソコンやスマートフォンで文字を打つと、指先から文字が生まれてくる感じがする。
就職してからの3年程の間に、私の心は台風や地震といった天変地異が絶え間なく起きている感じで、様々なことを学んだというか、諦めたり、失ったり、慣れたりした。
恋愛と結婚について、もっとも考えさせられた。もともとなかった希望を芽生えさせる相手に出会ったり、芽をあっという間に刈り取られたり、求めて追いかけさせようという画策があった。女の執着を見た。それに複雑に絡めて、社会の仕組みや会社という存在を知る羽目になった。
私がこれから大人として無邪気に幸せになることを夢見るのはもう無理になった。そして反対に、学生までの、子供の頃の思い出を大事に並べて眺めるのは、楽しみではなくなった。
つまり私はこれから、「今」を生きる。
現在だけに目を向けて生きていく。
遠くはかすんで見えないし、後ろを振り返って、慌てて拾い集めたり戻ったり確かめなくて良くなった。
鏡の中の自分が幼く見えたり老けて見えたりしていたのが、多分これからはなくなると思う。相応の姿に映ると思う。